【最短で合格】基本情報技術者試験に合格するための勉強方法

資格の勉強をする男性

こんにちは!ごっどている(@brotherhood0716)です。

仕事がSEのため、IPAの基本情報技術者試験くらいはもっていたほうがいいかなと思い、試験対策をしてなんとか合格したことがあります。

試験に合格したのは現在の出題範囲、出題形式になってからです。(2018年9月現在)

今回はそのときにした勉強方法と、自身の経験から合格するための大事なポイントを含めてお伝えしていきます。

試験の概要

試験は午前と午後に分かれてます。

午前の試験は全部で80問の知識や計算を問う問題が出題され、4択の解答から1つを選択する択一式の問題。

午後試験は大問が13問あるなかで、7問を解答していく文章問題。(うち問1と問8は必須なので自分で選択するのは5つ)

解答に記述形式はないけど、複数の選択肢から解答を導く必要があります。

時間はともに2時間30分で解答方式もすべてマークシート。

マークシート形式だからと行ってあまくみてはいけません。とくに午後問題は適当にマークしても正解になる確率は低いです。

合格ラインは60点以上

合格点は午前と午後試験ともに60点以上が必要になります。ですので午前は80点だったけど午後が50点であれば不合格になります。

なおIPAが公表している問題別配点割合は

午前試験は80問の各問題に対して1.25点。

午後試験は

  • 問1:12点
  • 問2~7:各12点
  • 問8:20点
  • 問9~13:20点

となっています。

では合格に必要となる正答数を計算してみましょう。

午前試験は配点1.25×48(正答数)=60点となるので、48問以上の正答数がなければ合格できません。

午後試験は例えば問1と問8、問9~13(この中で1つを選択)がすべて正解であれば60点となり合格します。

過去問題を解くことが試験対策になる

基本情報技術者試験は、過去問と類似した問題が頻繁に出題されます。とくに午前試験の4択問題は過去問題がそのまま出題されることも。

なので、過去問題を解いていくことがそのまま試験対策になります。

わたしは5年分くらいを解きました。試験範囲や出題内容などの改正がたまにあるので、直近の過去問題から順番に解くといいです。

午前試験の対策

まずは午前試験の対策をしっかりやりましょう!午前試験で不合格になった場合は完全に試験対策が十分にできていない証拠!

やり方としては基本情報技術者試験のテキストを買って読むのもいいですが、実際に過去問を解きながら覚える方が効率がいいです。

というのもテキストには試験で問われる問題以外の情報も掲載されています。

そこに時間を費やすよりも、実際の過去問を解きながら覚えていく!そのほうがどんな問題が問われるのか分かるし、類似の問題が再び出題される可能性も高いので無駄なく覚えていけます。

学校や仕事のお昼休みや通学・通勤時間などちょっと時間ができた時などは「基本情報技術者試験ドットコム」で過去問を解いてみるといいです。

パソコンだけではなく、スマートフォン版もあるのでスキマ時間をうまく活用してみるといつでもどこでも試験対策ができますよ!

午後の試験対策

基本情報技術者試験の午後試験の分野別出題数

引用元:IPA情報処理推進機構の試験要綱Ver.3.0

午後の試験は大問が13個あるなかで7個の長文を読んで解いていきます。

問1の情報セキュリティと問8のデータ構造及びアルゴリズムは必須問題なので、試験前までにしっかりと対策をしておきましょう。とくに情報セキュリティは対策もしやすく、とっつきやすいためここで得点を稼げるようにするといいです。

問2~問7は6問中4問を選択して解答します。どの分野を選択するのか、あらかじめ決めて対策をしなければいけません。

過去問題を実際に見てみてこれなら解けそうとか、自分が勉強していて興味のある分野を選択すればいいです。

ちなみに、わたしは「データベース」と「ネットワーク」、「プロジェクト/サービスマネジメント」、「システム戦略/経営戦略・企業と法務」の4つを決めて勉強していきました。

問9~問13はC言語、COBOL、Java、アセンブラ言語、表計算の問題から1問を選択して解答します。

プログラミングのスキルがほとんどない場合は、表計算を選択しておくのがいいです!最近の市販のテキストには、表計算の対策が掲載されていますので対策もしやすいですよ。

プログラミングの勉強も同時にしているかたは、C言語やJavaを選択するのもありです。

勉強方法としては午前と同様、テキストはさらっと読んだらさっさと過去問を解いてしまいましょう。

解くと同時に必要な知識を覚えていくのがもっとも効率のよいやり方です。

とくに午後試験は時間配分がとても大事になってきます。大問1つにつき、20分~30分といったところです。30分を超えた場合は時間をかけすぎているので要注意!

午後試験のおすすめの教科書

わたしは問8の「データ構造及びアルゴリズム」がめっちゃ苦手でした。

その他にもネットワークやデータベースについても理解できているのかどうかあやしい感じ。

なにか良い対策本がないかと探していたところありました。

この本は午前と午後の試験対策を実際の過去問題を使って詳しく解説してくれています。

他の本ではよく理解できなかったところがこの本を繰り返し読むことでスッキリ分かりました!

おすすめの1冊です!!

効率よく試験対策をしていくには

過去問題を繰り返し解く

知識がないからといって教科書を読んでいても、実際の試験で問われる問題が解けなければ意味がありません。

最も効率がよい試験対策は過去問題を繰り返し解くことです。そして問題を解くときに解答が分からなければ、すぐ使用している過去問題テキストの解答を読みましょう!

解くというよりも読むに近いです。知識もない状態で過去問題を解こうとしているのですから、当然解けませんよね。

問題文を読んですぐに解答解説文を読む。このやり方で知識を吸収するのが最も効率のよい勉強方法です。

そして解けなかった問題には印をつけておいて、後日もう一度解いてみましょう。

特に午後試験は2時間30分かけて長文問題を解きます。慣れていないと最初はけっこう大変です。まずは長文にふれて慣れていきましょう!

合格点をとることを目指す

試験の合格点は午前と午後ともに60点以上です。つまり、100点満点を目指す必要はないのです。

解いていると必ず苦手な分野があります。わたしの場合、午前試験で問われる8進数や16進数の計算問題が苦手です。

時間をかけて対策をすることもできますが、実際に試験に出るか分からないし出題されたとしても他の分野で十分に合格点をとることができるので、あえて試験対策はしないことにしました。

最短で合格するには苦手分野に時間をかけすぎないことも重要です。まずは得意分野で確実に点をとることができるようにしましょう!

それで合格点がとれるのであれば、あえて苦手な分野に時間をかける必要はありません。

まとめ:合格への道は過去問題を繰り返し解く!

基本情報技術者試験の合格には、過去問題を繰り返し解くこと。ポイントをまとめてみましょう。

  • 過去問題をみて分からなければ、すぐに解答解説文を読む。
  • 午後試験問題の大問題にかけられる時間は1問につき20分~30分。試験前に必ず時間をはかって解いてみる。
  • 苦手分野の対策に時間をかけない。場合によっては、その分野は捨てる。
  • 合格点は60点。合格点をとるためにはどの分野で点数をとるのか考えて対策する。

 

基本情報技術者試験の対策についてまとめてみました。ぜひこの記事が参考にして試験対策をしてみて下さい!